ここでは家族葬・一般葬を含めたお葬式の形式についてまとめてみました。
まず前提として家族葬や一般葬という形式に明確な規定はありません。メディアや葬儀社が今の時代にあわせた葬儀の形式に名称を付けたものです。なのでそれぞれについて明確に区別できる人はいません。
ここではお葬式の形式を規模や手順に応じて4種類に区別してご説明いたします。
また宗教に沿った形で行うか否かによる区別もご説明いたします。

◆火葬式

火葬式は「直葬」と呼ばれることもあります。その名の通り、直接火葬のみを行う形式です。
日本ではこれまでは人が亡くなると、親戚・友人・知人を呼んで、葬儀会館・自宅・寺院などの場所で、「お通夜」翌日に「告別式(お葬式)」を執り行い、「出棺(火葬)」するという一般葬をする方が大多数でした。
この一般葬のうち、「出棺(火葬)」だけを行うお葬式のことを「火葬式(直葬)」と呼びます。お通夜・告別式などの儀式を行わず、祭壇も飾りませんので費用を抑えることができるのが最大のメリットです。
実はこの形式では葬儀社に依頼せずに自分たちだけで執り行うことも可能です。しかし病院からの搬送、ご安置、棺の準備、火葬許可証の申請、出棺など一般の方では大変お手間がかかるので葬儀社に依頼することをお勧めします。
(※日本の法律では亡くなってから24時間以内は火葬ができませんので、その時間の安置場所が必要になります。その場所も葬儀社は提供してくれます。)
宗教に沿った形とは宗教者(仏式=寺院、神式=神主など)を呼ぶか呼ばないで区別されます。今までのお葬式は90%以上の方が仏式で執り行ってきました、当然お寺様を呼びますので、葬儀社に支払う葬儀代金にプラスしてお布施(お礼)が必要でした。
今回ご説明させて頂く4つの形式すべてで宗教者を呼ばないことも可能です。その形式を葬儀社では「無宗教形式」と呼んでいます。
4つの形式のうち、費用面を重視した形式が「火葬式」です。費用面をさらに重視したい方は「火葬式」の「無宗教形式」を選んでいただくことがベストだと私は考えます。
これは私個人の考え方ではありますが、お葬式の費用を少なくすることは決していけないことではありません。当然費用を多くすれば立派なお葬式はできます。しかし費用をすくなくしても送る方たちの気持ちがあれば「良いお葬式」は必ずできます。
私は仏教に対して、信仰心はありません。おそらく仏式でお葬式をされる方の多くも、普段からお寺様とお付き合いのある方は少ないと思います。今までみんながしていたので、なんとなくお寺様を呼んで、なんとなく言われた金額をお支払いしているのだと思います。
しかし、大事なのは故人様を想う気持ちです。大事な人のためのどんなことができるのか?そしてそのために費用はいくらかかるのか?そのことをきちんと調べて、自分たちがしてあげたいことを、してあげたい予算で執り行うことが一番大事だと思います。

◆一日葬

一日葬は一般葬と比べて、ご家族やご親戚様など親しい方々のみで行う点、お通夜を行わない点が異なります。火葬式と同じく従来の形式にとらわれない新しい形のお葬式です。
一日葬のメリットは本来2日かけて行うお葬式を1日で行うので、お葬式の費用が抑えられること、出席者の方に対する宿泊費などの経済的負担や、時間的負担・身体的な負担が軽減させることができる点です。
火葬式では「寂しい」「周囲の理解が得られない」「ゆったりとしたお別れができない」とお考えの方に選ばれている形式です。
宗教者を呼ぶ「仏式や神式」でも「無宗教形式」でも執り行えます。
「費用も時間も抑えつつ、式を執り行いたい」、「従来の形式にとらわれずに、親しい人だけで送りたい」という考え方のかたにとってベストな形式だと思います。

◆家族葬

今、一番注目を集めている形式の「家族葬」を「一般葬」と比べると、実は執り行うことは同じです。異なる点は規模です。ご家族・ご親戚様、そして親しい友人を中心とした小規模なお葬式が家族葬です。小規模ではありますが、従来のお通夜、告別式、火葬という一般的なセレモニーをしっかりとできること。親しい方だけのお別れなのでリラックスしてゆったりとした時間を過ごすことができますので今、最も人気のある形式です。
どこまでの友人・知人をお呼びするかという明確な決まりはありませんが、一般的には会社や取引先などお仕事関係のかたはお呼びしませんので、必然的にお葬式の規模は小さくなり、一般葬と比べて予算を抑えることができます。
葬儀社も時代にあわせて家族葬に対する様々なプランを準備していますので、満足できるプランが見つかりやすいかもしれません。

◆一般葬(従来型)

一般葬(従来型)とは、これまで説明してきたように、親戚・友人・知人を呼んで、葬儀会館・自宅・寺院などの場所で、「お通夜」翌日に「告別式(お葬式)」を執り行い、「出棺(火葬)」するという、これまで日本で最も多い形式でした。一般葬という言葉は、流行りの家族葬と区別するために作られた言葉です。
一般葬を選ばれる方は、「昔からのきちんとした式にしたい」という要望の方が多いです。理由として「若くして亡くなられたので、会葬者の数がたくさんになりそう」、「お付き合いが広い方だったので、お参りに来る方が多そう」「昔からの家柄なので儀式はしっかりして、ご近所の方の大勢呼ばなければいけない」といったことが挙げられます。
一般葬の場合、家族葬と比べて一番の違いはたくさんの方が来られるという点です。故人様の友人や知人、喪主様のご兄弟様の会社関係の方のご会葬のも予想されます。そのため故人様とのお別れよりも、おもてなしやしきたりといったマナーが重視される傾向も強いのでご注意が必要です。
また一般葬の場合、仏式もしくは神式の宗教形式でのお葬式がほとんどです。そのため焼香や僧侶読経に使用する施設・設備も必要になりますので、それら必要なものが一式プランに含まれているのかを確認することも非常に重要になってきます。

<まとめ>

今の時代のお葬式の形式を規模・予算・内容で大きく分けると4つあります。
◆火葬式
◆一日葬
◆家族葬
◆一般葬
大事なことは予算ではなく、大事な方をどのような形で、残された方が送りたいかという事。
事前に予算と内容を見比べて、後悔しないためのプランを考えておく事だと思います。
なお、このサイトでご紹介している葬儀社さんは4つのどの形式でも対応してくれます。
葬儀社はそれぞれ強み・弱みがあります。「資料請求」と「事前相談」であなたにとっての最善のプランを考えてみて下さい。考えることにお金はかかりません。(時間はかかりますが…)考えることで後悔するリスクは必ず下げることができると私は信じています!!